WORK
バンドー神戸青少年科学館 ボールコースター
MARCH, 2025/https://www.kobe-kagakukan.jp/
OVERVIEW
体験型サイエンスミュージアム「バンドー神戸青少年科学館」の開館40周年を機に、南館1階に設置された新展示。
ボールが高い場所から低い場所へ転がる様子を観察しながら、重力やエネルギーの変化を視覚的に体験できる展示です。クイズ形式の仕掛けも取り入れられ、遊びながら位置エネルギーと運動エネルギーの関係を学ぶことができます。
RESPONSIBILITIES
バンドー神戸青少年科学館の「物理・化学」の部屋にあるボールコースターは、位置エネルギーが運動エネルギーへと変化する物理現象を視覚的に体験できるよう工夫されています。「ボールが高いところから低いところへ転がると、なぜスピードが速くなるのかな?」という疑問を起点に、鑑賞者の理解と科学への好奇心を促します。
BASSDRUMは、このリニューアルにおける企画立案および体験設計のディレクションを担当しました。ボールの挙動を、リアルタイム映像、スローモーション映像、そしてストロボ撮影による残像映像で捉え、4枚のディスプレイを用いて展示コース上の見どころに設置しました。ボールが転がるタイミングをセンサーで検知し、それに完全に同期した映像を再生することで、実際のボールの動きと視覚的な解説が一体化しています。
また、ボールを上昇させるエレベーターの操作ハンドルと連動したもうひとつのディスプレイでは、観察を深めるための「問いかけ」が順次表示されます。
本展示はシンプルながらも、訪れる度に新たな発見や気づきを得られるよう、”観察のお手伝い”をテーマに、多様な視点や理解の深まりを促す仕掛けを取り入れています。
The Client and Our Team
- Client: バンドー神戸青少年科学館
- Planning / Production: 株式会社トータルメディア開発研究所 / anno lab
- Exhibition Design: OKカンパニー
- Planner: 井原正裕(anno lab)
- Project Manager: 𠮷田 めぐみ
- Creative Director: 毛原 大樹
- Tech Producer: 北原 妙子
- Tech Director: 金 スルギ(anno lab)
- Engineer: リム フイニー