WORK
EVANGELION:30+; ヴァーチャルカメラスタジオ
OVERVIEW
戦闘シーンを自分で撮影できる体験展示
『エヴァンゲリオン』シリーズ初のフェスイベント「EVANGELION:30+;30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」の展示周遊エリア「EVA EXTRA 30」内で実施された体験コンテンツ。
来場者はiPhoneを使用した専用のカメラを直感的に操作することで、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作で使用されたヴァーチャルカメラシステムを疑似体験できます。
撮影した映像は、本コンテンツのために再編集された本編シーンとリアルタイムで合成され、エンドロールには本編スタッフと並んで自身の名前がクレジットされます。完成映像は二次元バーコードを通じてダウンロードし、体験の記録として保存も可能です。
RESPONSIBILITIES
初期からパートナーに並走し、コンテンツ全体のテクニカルディレクションを担当
BASSDRUMは本コンテンツにおいて、企画初期からの並走を通じて、展示空間で成立する体験設計とシステム全体のテクニカルディレクションを担当しました。
主催であるスタジオカラー社によるデジタルアセット活用という指針のもと、ARを用いた多様な企画案が検討される中、技術的なフィジビリティを担保しながら、制作現場の熱量をそのまま届けられる体験へと落とし込みました。
ユーザーが最初に登録する二次元バーコード発行から、iPhoneを用いたカメラ操作による撮影体験、映像生成・合成処理、ダウンロード導線に至るまでを一貫したシステムとして構築。ARKitによるカメラ位置・回転の取得、Unityベースの描画処理、NDIを用いた映像伝送、体験中映像のリアルタイムレンダリング専用PCと映像編集およびアップロード専用PCによる分散処理環境を組み合わせることで、体験回転率と映像品質の両立を図りました。
体験設計においては、スタジオカラー社のクリエイティブチームと複数回のデモ検証を実施し、台座の高さや操作導線、ケーブルの取り回しに至るまで細部を調整。さらに、体験中の映像をリアルタイムで大型ディスプレイに表示することで、待機中の来場者も体験内容を共有できる空間構成としました。
また、システム全体の監視・運用設計を行い、安定した稼働環境を構築。3日間の会期を通じて約2,000人が体験する運用においても、来場者自身の操作がそのまま映像表現に反映される高い没入感を実現するとともに、スムーズかつ継続的な体験提供を支えました。
THE CLIENT AND OUR TEAM
- クライアント: 株式会社カラー
- クリエイティブディレクター: 釣井 省吾(カラー) / 千合 洋輔(カラー) / 中田 拓馬
- テクニカルディレクション: BASSDRUM
- 統合システム開発: 小川 恭平
- 3D / ARカメラシステム開発: 村山 健
- システム監修: 村上 悠馬
- ハードウェア監修: 高嶋 一成
- 企画検証: 池田 航成 / 鳴海 侑希
- 進行管理: 𠮷田 めぐみ / 三和 李々花(Fabrica.)
- 什器施工: 博展
- プロデューサー: 楯 誠志郎(博展)
- コンストラクションマネージャー: 熊崎 耕平(博展)
- クリエイティブエンジニア: 石田 将也(博展)
- 3Dデザイナー: 跡部 隼也(博展)
- リグデザイン・制作: 金スルギ(anno lab) / 遠藤舜(anno lab)
- アートディレクション/グラフィックデザイン: 大瀧 翼
- グラフィックデザイン: nivirus
- グラフィック進行管理: 重原 幸子(NOT FOUND)
- チュートリアル映像ディレクション: sankaku / 祭田 俊作
- 撮影協力: 赤塚 修吾
- スタッフロール: 竹内 秀樹
- 音楽: SiN
- 機材協賛: 日本HP / エヌビディア
- ヴァーチャルカメラエンジニア: 阿部 湧人(カラー)
- テクニカルディレクター: 鈴木 貴志(カラー)
- 進行管理: 藤原 滉平
- 制作プロデューサー: 川島 正規(カラー)
- Photo: Dune Studio / Masashige Akeda