WORK

ライフスタイルブランド「koé」のブランドコンセプトである「new basic for new culture」を体現する場として、渋谷に新しく登場した「hotel koe」。「今」と「未来」、そして「日本」と「世界」を見据えたグローバルな視点でデザインされています。
部屋番号のパネルとしても機能する、客室のデジタルアートのテクニカルディレクション、システム構築、設営を担当しました。

廊下に設置されたセンサーが通過するゲストを検知することで、各部屋の番号が客室前のディスプレイ上でジェネラティブなアニメーションとなり表示されます。アニメーションは、複数のパネルの連動によって大きなひとつの動きとなり、ゲストを部屋に誘います。

予算の限りがある中で、廊下をシンプルなデザインで構成する必要があったため、ディスプレイにはAndroidベースで稼働するデジタルアートフレームを採用。長期にわたる安定した稼働を前提として、オペレーションシステムの改造や、各デバイスの死活監視システムの開発などを行いました。
その上で、アートワークを表示するために、ネットワーク経由でアニメーション連動を制御できるAndroidアプリを独自開発し、将来的な拡張も見据えたフレキシブルなシステムを設計しています。