WORK


JMS Nissan インタラクティブコンテンツ

Installations

OVERVIEW

「Japan Mobility Show 2023」のNissanブースで展開されたEVコンセプトカー「Nissan Hyper Tourer」と「Nissan Hyper Punk」を紹介する二つのインタラクティブコンテンツ。

「Hyper Tourer」を紹介する「Nissan Hyper Tourer Immersive Space」では、フロア一面に搭載したLEDパネルを使って、周辺の景色が溶け込んだかのようなイマーシブな空間を演出。「Hyper Tourer」が可能にする"人との繋がり"を表現した美しい映像を楽しむことができます。

「Nissan Hyper Punk」を紹介する「Nissan Hyper Punk Sensing Space」では、「Nissan Hyper Punk」のキャラクターであり、音楽クリエイター/インフルエンサーのYukiのDJブースがスクリーンに登場。Yukiが奏でる音楽を聴きながら、体験者の動きや服装の色に合わせて映像が変化し、「Hyper Punk」が可能にする"自己表現"を直感的に楽しめるコンテンツとなっています。

RESPONSIBILITIES

Nissanブース内に設置された2つのインタラクティブコンテンツ、「Nissan Hyper Tourer Immersive Space」「Nissan Hyper Punk Sensing Space」の設計・開発・現場構築・運用を担当しました。

このプロジェクトでは、TBWA\HAKUHODOによる演出案とクリエイティブスタジオLILによるイメージ案をコンテンツに落とし込むため、ビジュアライズの検討からセンシング技術の選定に至るまで、総合的なアプローチで提案および開発を行いました。

「Nissan Hyper Tourer Immersive Space」では3D LiDARを用いた空間センシング、「Nissan Hyper Punk Sensing Space」ではAzure Kinectを用いたボディトラッキングと体験者が着用している服の色取得など、インタラクティブ演出案に最適な技術を採用し、アイディアを実現化しました。

また、システム面では、HIBINOを中心とした映像機材チームや乃村工藝社を中心とした造作チームと密接に連携し、仕様の策定から機材の選定、現場施工までを一貫して行いました。

特に本イベントは100万人規模の来場者が見込まれるものであったため、システムトラブルが致命的な結果を引き起こしかねないことから、安定性の高いシステムを構築する必要がありました。そのため、3D LiDAR を1箇所に複数台設置し、システムからいつでも切り替えが行えるよう冗長性を持たせた設計を採用しました。また、離れた箇所に設置されているAzure Kinectに対しては、遠隔電源操作を行える仕組みを導入するなどし、信頼性の高いシステムを構築することで、万が一の事態に備えました。

運用面では、信頼性の向上と省力化のため、独自の監視システムを開発。システム全体の稼働状況をモニタリングできる仕組みを導入しました。



THE CLIENT AND OUR TEAM

  • Client: Nissan
  • Tech Producer: 岡田 敦子
  • Tech Directors: 泉田 隆介 / 村山 健 / 公文 悠人 / 高嶋 一成 / 小松 真朗
©BASSDRUM inc.
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