WORK
大阪・関西万博 水と空気のARパレード
OVERVIEW
空に現れる生きものたちが祝祭へ導くARパレード体験
大阪・関西万博のウォータープラザで実施された水と空気の水上スペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」に連動したデジタルスタンプラリー。
万博会場内の自動販売機などからQRコードを読み取り、スマートフォンを空にかざすと、AR技術により、空中をパレードする生きものたちが画面上に出現します。
生きものたちは会場内のさまざまな場所から「ウォータープラザ」に向けてパレードし、人々を“祝祭”へと誘います。また、出現した生きものと一緒に写真を撮影し、万博の思い出として残すこともできます。
RESPONSIBILITIES
AR体験の構想整理と技術検証を通じた体験設計・実装
BASSDRUMは本プロジェクトにおいて、事前・直前施策としてのARスタンプラリーとARパレードのテック視点からの企画支援・開発を担当し、ウォーターショー全体として「インタラクティブな体験」づくりを実現するための包括的なデジタル体験設計支援を行いました。当初の企画では、事前・直前施策、本番でのAR演出拡張、本番終了後の「言葉をARで残す」体験まで含む、全体的にAR寄りの企画構成となっていました。
技術的な課題として、WebARを用いたインタラクティブな噴水ショー参加体験の実現可能性を検証し、特徴点の少ないエリアでARを実装するリスク、夜間でのAR技術の精度問題、特徴点を取りづらい空間・時間でのWebARの制約といった複数のリスク要因を詳細に評価しました。特にプロジェクトがプロジェクトが立ち上がった2023年時点でのWebAR技術の限界と、2025年のオープン2ヶ月前まで現地の施工が完了しないことによる完全なフィジビリティが取れないリスク、VPSが使えないリスクなど、事前検証ができない状況への対応策を検討しました。
プロジェクト全体の方向性検討において、手法ドリブンで進んでいる企画をいかに着地させるかという課題に対し、様々なリスクを伝えつつ、体験のコアを改めて整理し、方向性を再検討するプロセスを整理しました。最終的には、様々な側面からのプロトタイプを通して実現したいコンセプトの検証を行い、ARパレードを含むショー誘導施策として、万博会場内のさまざまな場所で生きものたちがパレードする様子を見ることができるデジタルコンテンツの体験設計を完成させ、特別なアプリを必要とせずQRコードで気軽に楽しめるシステムとして実装しました。
THE CLIENT AND OUR TEAM
- Client: ダイキン工業株式会社 / サントリーホールディングス株式会社
- Agency: 株式会社 電通
- Tech directors: 長谷川 洵希 / 公文 悠人 / 村山 健