WORK
大阪・関西万博 水と空気のマジカルダンス
OVERVIEW
ジェスチャーで噴水を操る世界最大級のインタラクティブ体験
大阪・関西万博のウォータープラザで夜間に実施された水と空気の水上スペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」に連動した、日中の不定期開催の観客参加型イベント。
夜間に実施された「アオと夜の虹のパレード」は、約300基の噴水装置とウォータースクリーン映像を使用し、高さ18m、幅17mの巨大オブジェを中心とした圧倒的なスケールで観客を魅了しました。
一方、日中に開催された「水と空気のマジカルダンス」では、人の身振り手振りに合わせて、約300基の噴水からさまざまなパターンの水が吹き上がり、まるで魔法を使っているかのような演出が行われました。
「水と空気のマジカルダンス」は、観客が“操る”ことのできる噴水の設置面積が、一般の人々が操作・制御可能なインタラクティブな噴水設備の中で世界最大であるとして、ギネス世界記録™にも認定されています。
RESPONSIBILITIES
ジェスチャーの体験設計と噴水制御システムのテクニカルディレクション
BASSDRUMは「水と空気のマジカルダンス」において、体験のコアを「子どもから大人まで、とにかく楽しい空間を作る」ことに設定し、魔法のように世界最大規模の量の噴水を制御できる全知全能感の演出設計を担当しました。手段として、約300基の噴水を使った魔法のような体験の実現に向け、複数の技術課題と体験課題の解決に取り組みました。
体験面では、全知全能感のあるジェスチャーとそれに紐づく噴水演出の組み合わせ設計、および体験としての全体進行のUX設計を行いました。技術面では、屋外でのジェスチャー検出システムの開発、制御信号から噴水のラグを演出でカバーする手法の開発を行いました。また、「センサーを隠したい」というクリエイティブディレクション上の要件に対し、デザインと機能を両立させる解決策を提供しました。
開発プロセスにおいては、ミニマムプロトタイプによる体験価値検証を重視し、シミュレータとプロジェクション、ミニマムに現場に近い環境を再現した検証システムを構築しました。このプロトタイプにより、ジェスチャーと噴水の連動性、全知全能感の演出効果、ユーザーエクスペリエンスの妥当性を段階的に検証し、最終的な体験設計に反映させました。プロジェクト全体を通じて、技術的な実現可能性と体験価値の両面からアプローチし、ギネス世界記録に認定される「最大のインタラクティブな噴水設備」の実現に貢献しました。
また、夜間に実施された「アオと夜の虹のパレード」では、2023年のプロジェクト立ち上げ期に、全体の企画におけるテクニカルディレクションを担当しました。クリエイティブディレクションを担うDentsu Lab Tokyoと連携し、「圧倒的な体験」の実現に向けて、当初AR寄りだった企画の技術的リスクおよび体験価値の課題を分析。体験のコアを整理し直すことで、構想の方向性再検討を支援しました。
THE CLIENT AND OUR TEAM
- Client: ダイキン工業株式会社 / サントリーホールディングス株式会社
- Agency: 株式会社 電通
- ◼️ 水と空気のマジカルダンス:
- Tech Directors: 公文 悠人 / 小松 真朗 / 尾高 陽太 / 長谷川 洵希
- ◼️ アオと夜の虹のパレード:
- Tech Directors: 公文 悠人 / 長谷川 洵希 / 林 久純 / 高嶋 一成