WORK


ライブ体験型カームダウンブース

R&D

OVERVIEW

多様なファンに寄り添う、新しい鑑賞の選択肢

感覚過敏のある方や混雑した環境が苦手な方でも、ライブ映像・音響の刺激量を調整しながら音楽体験を楽しめる、新しい鑑賞の選択肢を提示するプロジェクト。

発達障がいや感覚過敏のある当事者の方々へのアンケートから「ライブの熱気は感じたいが、刺激が強すぎて楽しめない」という切実な声を受け、ソニー・ミュージックソリューションズ、ソニーグループ クリエイティブセンター、乃村工藝社 未来創造研究所の3社連携により実現しました。

従来のカームダウンブースは「刺激から離れて休息する」ことが主目的でしたが、本ブースではエンタテインメントの文脈に合わせて体験を再設計。ソニーの映像・音響調整システムとモバイル型ブースを組み合わせることで、会場の熱気や一体感を損なうことなく、自分のペースで「楽しみ続ける」ことが可能な空間を目指しました。

本ブースは、2026年4月に開催された「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026」にて試験導入されました。

RESPONSIBILITIES

企画段階から実装に至るまでの技術支援

BASSDRUMは、本プロジェクトにおいて技術支援とテクニカルディレクションを担当しました。

提示された「新しいライブ鑑賞体験」という企画構想に対し、その実現手段を技術的な観点から提案。体験の質を左右する細部についてもディスカッションを重ね、技術と体験の両面からブラッシュアップを試みることで、企画の具現化を支援しました。

また、イベントでの試験導入に向けた初期プロトタイプ開発に並走し、ハードウェアの選定や機材構成の設計から深く関与。システム全体の技術的な土台を盤石に整えることで、プロジェクトにおける開発プロセスの最適化を図りました。

会期中には感覚過敏などの当事者の方々にも体験いただき、「誰もが楽しめるライブ体験」という企画の目的を、確かな精度で現実の体験へと落とし込むための技術的な裏付けが行われました。

THE CLIENT AND OUR TEAM

  • Client: ソニーグループ クリエイティブセンター
  • 技術支援: BASSDRUM
  • Producer: 北原 妙子
  • Tech Directors: 池田 航成 / 長洞 龍生
©BASSDRUM inc.